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低カロリーダイエットについて:低カロリーと体脂肪

低カロリーの食事にとってダイエットをしていると、脂肪はすべて悪者であると思ってしまいますが、体脂肪は生命を維持するうえでさまざまな重要な役割を果たしています。車を動かすのにガソリンが必要なのと同じように、からだを動かすにはエネルギーが必要です。このエネルギーを私たちは食べ物から補給していますが、それが不足すると体内の脂肪を燃焼してエネルギーとしているのです。

低カロリーの食事を意識的にとるなどダイエットに心を砕いているのが現代人ですが、この体脂肪のエネルギー補給機能によって、私たちの遠い祖先である原始人の時代から幾度となく襲ってきた飢餓の時代を乗り越えてきたのです。よく、お尻や太ももについた脂肪を過剰に気にする若い女性を見かけますが、この下半身の脂肪は女性にとって、とても大切な役割を担っていて、妊娠したとき通常よりもたくさんのエネルギーを必要とするため、そのエネルギーをあらかじめ体内に蓄えておいているのです。

低カロリーの食事でダイエットする前に知ってほしいのですが、体脂肪は寒さや衝撃などさまざまな外部の刺激から、からだの断熱材となって体温を保ったり、内蔵を正常な位置に保ったりして保護するクッションのような役割も果たしています。体脂肪率が15%以下になると、すなわちやせすぎてしまうと、環境や気温の変化に弱くなり、病原菌に対する抵抗力も衰えるため、健康を損ねやすくなります。体脂肪は多すぎても少なすぎても、それぞれに問題があるようです。

低カロリーの食事でダイエットを目指す方は、同じ肥満でも体型がりんご型と洋なし型に分かれます。りんご型肥満は、上半身、特におなかのまわりに脂肪がたくさんつくタイプで、ビール腹と呼ばれたりして、男性の肥満に多く見られます。洋なし型肥満は、下半身、主に腰まわりや足に脂肪が多く、若い女性によく見られるタイプです。同じ程度の肥満を持つ人の生活習慣病発症率を比べると、りんご型タイプのほうが病気を合併する率の高いことがわかっています。

低カロリーの食事などに気を配らずにいて内臓脂肪が多くなると、ウエストのあたりが太くなるため、体型はりんご型になります。脂肪のなかでも皮下脂肪と内臓脂肪には役割分担があり、皮下脂肪が主に妊娠、出産や緊急事態に備える長期的な蓄えであるのに対し、内臓脂肪は日常の出入りの激しい蓄えで、代謝に及ぼす影響が大きいと考えられています。おなかの出ているタイプは、一般的に男性のほうが多いのですが、女性でも更年期をすぎると多くなります。いわゆる、"中年太り"は内臓脂肪をためこんでいる可能性が高いといえます。

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